9.1.2 仮想メモリの固定

ハードディスクの分割 目次 バックアップ

前項で説明した通り、 C ドライブには Windows が使用する 仮想メモリ(Virtual Memory) と呼ばれる巨大な隠しファイルがあります。
Windows が仮想メモリファイルに大きな容量を必要とするときに、 C ドライブがいっぱいで、十分な容量が確保できないと、 Windows は動作しなくなってしまいます。 この場合、Windows を再起動しても、 物理的に容量が足りないのは解消できないため、 やはり、Windows は起動できないでしょう。

Windows の SAFE モード であれば起動できる可能性があります。 SAFE モードによる起動の仕方や、 その後の対処方法は、Windows の説明書をお読みください。

前項で説明したとおり、ハードディスクを3分割し、 D ドライブにソフトウェアをインストールするようにしても、 ソフトウェアの一部は C ドライブにインストールされることがありますし、 セキュリティパッチは確実に C ドライブを消費していきます。
つまり、 誰の Windows パソコンでも、多かれ少なかれ、 C ドライブが減っていく症状は発生しているのです。

したがって、万が一、C ドライブが枯渇しても、 Windows が正常に動作できるよう、 あらかじめ、策を施しておくべきです
C ドライブが枯渇したときも Windows が正常に動作するならば、 ディスクのクリーンアップや、不要なファイルの削除、 C ドライブにインストールしたソフトウェアの削除などで、 C ドライブの空き容量を増やすことができます。 また、前述の Partition Magic のような専用ソフトウェアがあれば、 それを動かして、 C ドライブの容量を変更することだってできます。


繰り返しになりますが、この状況に陥る原因は、 Windows が仮想メモリを十分に確保できないためです。 であれば、解決策は、 最初から常に十分なだけの仮想メモリを与えておけばよいのです

以下に仮想メモリの設定の変更方法を以下に紹介します。 以下は Windows XP です。 他の Windows も似たような設定がありますので、探してみてください。

以下の作業は各自の責任において作業してください。 また、以下の作業は C ドライブに十分な空き容量がなければいけません。 足りない場合は、空き容量を確保してから作業してください。

  1. マイコンピュータを右クリックし、プロパティを選択します。
  2. 表示された システムのプロパティ から 詳細設定 を選択します。
  3. パフォーマンスの項目の 設定 ボタンをクリックします。
  4. 表示された パフォーマンスオプション から 詳細設定 を選択します。
  5. 一番下にある 仮想メモリ変更 ボタンをクリックします。
  6. 表示された 仮想メモリ では システム管理サイズ がチェックされていると思います。 この状態では、仮想メモリのファイルサイズは好き勝手に大きくなったり小さくなったりします。
  7. カスタムサイズ のチェックを選択します。
  8. 初期サイズと最大サイズがあります。 このサイズに差がある場合、そのサイズの範囲で、 仮想メモリのファイルサイズは大きくなったり小さくなったりします。 したがって、この初期サイズと最大サイズを同じにしてしまえば、 最初から十分な仮想メモリファイルを Windows システムに与えることができます。
    与える値は余裕を持っておくほうがよいでしょう。 パソコンに搭載されているメモリの2〜4倍の容量を設定します。 特に大きいソフトウェアを動作させる人は4倍の容量を設定したほうがよいでしょう (もちろん、現在の C ドライブにそれだけの空き容量があることが必要です)。 たとえば、512MB のメモリを搭載しているパソコンであれば、 3倍の仮想メモリを設定するなら 1536 と初期サイズと最大サイズの両方に入力します。 4倍であれば 2048 と入力します。
  9. 最後に脇にある 設定 ボタンをクリックし、 下にある OK ボタンをクリックしてウインドウを閉じます。
  10. 同様に開いているウインドウを閉じていき、 最後に Windows を再起動します。

これで、あなたの Windows は最初から十分な仮想メモリが与えられました。 たとえ、C ドライブが枯渇しても Windows はちゃんと起動するでしょう。

ハードディスクの分割 目次 バックアップ