6.6 その他の対策ソフトウェア

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今まで説明してきた対策ソフトウェア以外に、 セキュリティに関わるソフトウェアを紹介します。

セキュリティパッチ適用確認
Microsoft からはパソコンにインストールされた Windows をはじめとする Microsoft 製品のセキュリティパッチの適用状況を確認するソフトウェア、 HFNetChk というものが無償で提供されています。 Microsoft 製品に関してはパソコン内の適用状況を一度に確認することができます。

また、 ASSETSCANパソコン見張り隊 など、Microsoft 製品以外の製品や、セキュリティパッチ、 ウイルス対策ソフトのパターンデータが最新であるかなどまで 総合的にパソコンの安全度を管理する ソフトウェアもあります。

spam(スパム)対策ソフトウェア
最近では spam は「迷惑メール」と認識されています。
ここでは spam を迷惑メールに限って説明することにします。 spam メールは何度も受け取ると精神的にも悪いですし、 また、フィッシング詐欺であったりする場合もあり、 受け取らないで済むならば受け取りたくないものです。 また、大量に受け取る場合はセキュリティ的にも問題があるでしょう。

spam 対策ソフトウェアspam フィルタとも呼ばれます) は、さまざまな迷惑メールのパターン、送信元、 何度も同じ内容が送られてきた場合の同一性など、 多方面からの検証によって、迷惑メールを判断し、 利用者が spam メールを読む前に、 利用者のメールボックスから消してしまう(受け取らなかったことにする) 機能を持っています。

市販のソフトウェアでは、たとえば、 McAfee などでは spamkiller という製品が用意されていたりします。
上記は、あくまで筆者が探してきたものであって、 宣伝等の目的は一切ありません。
他のメーカでは同種のソフトをウイルス対策ソフトに同梱しているものもあります。

また、プロバイダでは、メールサーバがメールを受け取るときに、 メールサーバで専用の spam 対策ソフトウェアが動いていて、 spam メールを取り除くサービスを行っているところもあります。


しかしながら、 spam メールであるかどうかの判断は非常に困難であり、 現状では100% spam メールを除去することはできません。 また、誤って、spam メールではないメールまで除去してしまう場合もあります。 たとえば、メーリングリストから送信されてくるメールなどは、 プロバイダにメーリングリストのメンバが多い場合、 プロバイダのメールサーバには、 同じ内容のメールが一度に大量に送信されるため、 spam メールと誤って除去してしまうことがあります。
したがって、spam 対策ソフトに関しては、 現在のところ、あまり期待しないほうがよいでしょうし、 積極的に導入する必要もないでしょう。

それよりも、 など、自衛するほうが先です。

おまけ:spam の由来
SPAM はもともとは Hormel Foods 社のハムの缶詰製品です。 由来には数々の説がありますが、 1969年にイギリスBBCで放送されたコメディ「空飛ぶモンティパイソン」が1つの有力な説です。 少なくともインターネットの前身の JUNET などを筆者が使用していた頃に、 spam という言葉が使われ出し、 当時もモンティパイソン説が一番有力でした。
モンティパイソンでは、 奥さんが手抜きで作る料理には、どれにも SPAM が使用されていて、 それに嫌気がさした旦那さんが 「こっちも SPAM、あっちも SPAM(どれを見ても同じ SPAM が入っている料理ばかりだ!)」 と言ったとか(内容は未確認)。 このコメディから、 同じような内容のメールを何度も送信したり、 NetNews(古くからインターネットで使用されている掲示板のようなもの) で同じ内容を何度も投稿されて、 読み手はどこを見ても同じ内容を見させられることから spam と呼んだことが始まりという説があります。 どの説にせよ、SPAM は 同じような内容を何度も何度も送信すること を示しています。 なにも spam はメールに限ったものではないのです。
ちなみに、SPAM の缶詰を作っている Hormel Foods 社では 「SPAM は登録商標なので、迷惑メールの意味では spam と小文字で使ってくれ」 と主張しています(うんちく風)。
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